お久しぶりの更新になりました。
かっちりした記事を書いていたらずいぶん疲れてしまったので(笑)
また、ゆる〜っと、日々のことを綴りたいと思います。
ときどきは、役に立つことも書けるように努めます(^^;
目次
【なんくるない|吉本ばなな】感想
沖縄を舞台に書かれた吉本ばななさんの著書、なんくるない。
ちんぬくじゅうしぃ
足てびち
なんくるない
リッスン
4つのストーリーが収められた本でした。
ばななさんの本を最初に読んだのは『違うことをしないこと』のエッセイ。
そして次にバナナダイアリー。(本ではないですが。ばななさんの言葉が散りばめられた手帳です)
何気に小説を読むのは初でしたが、エッセイと変わらないほどに読みやすく、沖縄の生暖かい、あの独特の空気が感じられる不思議な一冊でした。
生と死、人間の弱さと、不完全さが故の愛しさ、人生の儚くも美しい側面をひしひしと感じられた読書時間。
重いテーマのようでいて、『死』をあえて特別なものとして書かない、当たり前にやってくる、当たり前のこと、普通のこと、という温度感が、人生という大きくて、時に恐ろしくも感じる存在をふわっと包み込んで軽ーくしてくれる。
そんな一冊です。
人生について、身近な存在の生死についてなど、深刻に考えすぎてるかも。
という時に力なってくれる本だと思います。
あと、沖縄が好きな人は、沖縄気分に浸れます。
どっちの意味でも、今の私にはドンピシャの本でした。

コメント