【ペットショップの仕組み】子犬工場と流通死の問題

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ペットショップに並ぶ可愛い子犬や子猫はどこからやってきて、その子たちのお父さん、お母さんはどんな風に暮らしていて、売れ残ったあの子たちがどこへ行くのか知っていますか?

ショーケースに並べられた可愛い子犬や子猫の裏側には、子犬工場(子猫工場)流通死といった悲しい現実があります。

命をビジネスにする代償は大きく、そのシワ寄せがいくのはいつも動物達です。

たくさんの命を犠牲にし、動物たちを苦しめてまで、命の生体販売は本当に必要なのか。

まずは事実を知り、今一度考えてみることが大切なのではないでしょうか。

目次

子犬はどこからやってくる?【子犬工場】(パピーミル)とは

パピーミルと呼ばれる子犬工場は、商品として売るための子犬を繁殖業者(ブリーダー)が親犬、親猫に生ませる場所です。(子猫を産ませる工場はキトンミルと呼ばれます)

パピーミルで生まれた子達は生後56日を過ぎるとオークションにかけられ、競り落としたペットショップの元へと輸送され、ショーケースに展示されます。

パピーミルでは繁殖のために沢山の親犬たちが飼育されており、多いところでは1000頭近くの犬を抱えることもあります。

数値規制と言って、ブリーダーの飼育環境を規制する法律もありますが、まだまだ動物達にとっては辛い数値であり、抜け穴も多いことから、パピーミルでの飼育環境については衛生面や倫理面でも問題視され、ひどい場合には多頭飼育崩壊といって、繁殖しすぎて手に負えなくなるケースも度々出ています。

それ以前の問題として、倫理的な観点から見た時に、産めない体になるまでひたすら生ませ続ける狭いケージに閉じ込め、散歩はもちろん運動もさせないスコティッシュフォールドなどの障害のある個体や、小ささやマズルの短さを求め、生きて行く上で動物たちが苦しみを伴いやすい、または体が弱くなると知った上でそれらの個体を〝よく売れるから〟という理由で産ませ続ける、産んだ赤ちゃんは早々に連れていかれて2度と会えない、産めなくなったら飼育放棄するため、引き取り屋や、愛護団体への丸投げ、下請け愛護団体に渡し保護犬ビジネスを行うなど、、問題は山積みです。

ずさんな飼育環境で育った犬や猫は、栄養が不十分なエサしかもらえず、お金がかかると利益が減るので病気の治療をしてもらえないことも少なくありません。

不健康な体で無理な繁殖を続けることで、病気や障害のある子もたくさん生まれています。

実際に我が家にいる、ブリーダー引き取りの猫も、生まれつき骨形成異常という障害があり、病状を放置されたことにより、慢性化した疾患も抱えています。

最近では繁殖業者で無麻酔での帝王切開が発覚する、ずさんな飼育環境により多数の動物の死亡が確認されたなど、つらい事件が後を絶ちません。

売れ残った子犬や子猫はどこへ行く?

売れ残った子犬や子猫はどこへ行くのか?

誰もが一度は持ったことのある疑問なのではないでしょうか?

ですが実際にどうなるのか、その先を調べる人は少ないかもしれません。

それはきっと、その先にあるのが残酷な現実だと、安易に予測することが出来るからでしょう。

現実と向き合うことは辛いかもしれませんが、まずは知ることが大切です。

そして何より、本当に辛い思いをしているのは動物達です。

売れ残った子犬や子猫の行き先は数通りあります。

ブリーダーへ売却され、繁殖犬(繁殖猫)として産めなくなるまで狭いゲージで繁殖を続ける

安い引取り料で、引取り屋に売り払われ、死ぬまで劣悪な環境で過ごす。

どうにかお金に変えるため、移動販売等でトラックの荷台に乗せて連れ回す。

かつては保健所へ持ち込んで殺処分することも多くありましたが、最近では保健所が引き取りを断れるようになったため、直接的な殺処分ではなく、数匹ずつ公園に捨てるバイトを雇い個人を装って保健所に連れて行くなど、事実上の殺処分も少なくありません。

書籍【子犬工場】によると、実験動物として売り払われるという記述もあります。(実験動物は衛生面の問題から専用の繁殖場があることが多い)

それ以外には保護犬と称して、最後の最後までお金儲けに使われたり、ほんの一部のラッキーな子はスタッフが引き取る、というケースもあるようです。

ビジネスとしておこなっている以上、基本は商品として色々なところへ売られ、使われます。

ペット産業における【流通死の現状】

ペット産業における飼育環境の問題、売れ残り後や繁殖リタイア後の飼育放棄についての問題についてお話ししてきました。

ここまででも十分問題だらけと言えるペット産業ですが、さらには【流通死】と呼ばれる、とてつもなく大きな問題がまだ隠れています。

流通死とは繁殖から販売までの流通中に失われた命のこと。

主に死因はストレス、環境、感染症、病気、怪我と言われていて、飼育環境の不衛生さや、まだ小さく免疫が付ききっていない状態で親犬(親猫)と離れ離れにしていること、また輸送におけるずさんな扱いが原因であると考えられます。

《2018年度》犬猫流通死数

【犬】1万9,763匹

【猫】6,486匹

【合計】2万6,249匹

朝日新聞

この数字からは2021年度の犬猫殺処分数【犬】4,059匹【猫】1万9,705匹【合計】2万3,764匹よりも多くの命が失われているということが分かります。(2020.4〜2021.3.31環境省)

流通死には死産や繁殖用に使われ寿命による死亡などは含まず、約17%の業者が未報告という情報もあるため、実際にはより多くの命が犠牲になっていることが予想されます。

まさか命が入っていると思わないような、小さなダンボール箱に詰められ納品される子犬や子猫。

移動販売も同様に、熱い炎天下や極寒の中トラックの荷台に詰められ無くなる命は多いと聞きます。

売りこぼしがないように、大量に生産し、いらなくなれば捨てられる命

そんな〝モノ〟のような扱いがペット業界の現状です。

変えていくべき無責任な販売

上記の表から流通死よりは少ないものの、まだまだ殺処分の数も多く、飼い主持ち込みの多さに驚いた人も多いかもしれません。

捨てる側はもちろん、販売側にも大きな問題があります。

住居のペット飼育環境、家族のアレルギーの有無、二次的飼育場所の確保、飼い主の年齢等をしっかりと確認、考慮せず、知識のない購入者に対して、吠えや噛み癖、将来的な介護の必要性、経済的な問題などを十分に説明することなく、その日のうちに衝動買いさせることも多いのが現状です。

これでは思ったよりも吠える、手がかかる、お金がかかる、自分が体調を崩し面倒を見れなくなった、引っ越しするからもう買えないなど、、買ってからやっぱり手放したい。

そんな人が出てくるのは目に見えていることです。

命を販売することをこんなにも軽率におこなってい良いのでしょうか。

これから動物を迎えるなら

命の期限をつけられ一生の家族を待っている子たちが沢山います。

これから動物達を迎えるのであれば、保健所動物愛護センター、保護犬、保護猫の譲渡会、保護犬、保護猫カフェなどから探して見てください。

最近ではペットのお家ジモティなどでも、里親を募集していることもあります。

ただし、下請け愛護団体やペットショップが〝保護犬〟〝保護猫〟という言葉を謳って、ビジネスをおこなっている場合も出てきていますので、ご自身でしっかりと見極めていただくことが必要になります。

また、どうしても犬種にこだわりがある、といった場合は親犬、親猫を終生飼育していて、普段生活している環境もしっかりと公開しているような、シリアスブリーダーと呼ばれる優良なブリーダーを探し、実際に目で見て判断してみて下さい。

ペットショップではなく、個人のブリーダーであれば必ずしもしっかりしている、ということは無いので、厳しい目での判断が必要です。

これからのペットショップは

これからのペットショップは、生体販売によるお金儲けは辞め、ペット用品の販売、トリミングサロン、しつけ教室、ドッグラン、ドッグカフェ、ペットホテルなど、ペット用品店ペットサービス業など、動物たちとその家族が幸せに暮らすための優しいお店を作ってください。

海外ではペットショップが譲渡施設としての役割を担うケースも出てきています。

〝いのち〟の店頭販売はあまりにも犠牲が多すぎます。

もう、こんなビジネスは終わりにしましょう。

動物たちの為に私たちができること

ペット産業の裏側で苦しむ動物たちのために私たちができること、それはその背景に気づいた人から〝買わない〟といった選択をすることでは無いでしょうか。

買う人がいる限り、ペットショップに子犬や子猫は並び続けます。

事実コロナによる、おうち時間増加の追い風もあり、ペット業界は今も右肩上がりに成長を続けています

売れ残っていて可哀想だったから買ってしまった。

そんな人を責めることもありません。

ですがそれが根本的な解決にならないことだけは理解した上で、これ以上この現状が続いていかないように行動してほしいのです。

〝買わない〟意外にできること、それは〝伝えること〟

もしあなたの周りに、動物を飼いたいと思っている人がいたらこの事実を教えてあげて下さい。

動物を迎えたいと思っている人はこれから幸せにしたい、楽しく一緒に暮らしたい、そう思っている心優しい人ばかりだと思います。

そんな人たちが自分がペットショップや悪徳なブリーダーから購入することで、動物を苦しめる事になると知ったらどう思うでしょうか?

誰もそんなことは望んでいないはずです。

口頭で伝えるとは難しいかもしれません。

そんな時のために、説明しやすいイラストを作りました。

(データダウンロードはこちらからできます。)

データで見せてもいいですし、印刷して渡すこともできます。

ぜひ自由にご活用下さい。

私自身はこのデータを印刷してポスティングを行っています。

ポスティング仲間も大募集です☺︎

長い文章を、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

現状を知り、やさしい選択をする人が増え、いつか苦しむ動物たちが幸せに暮らせますように。

一緒にやさしい時代を作っていきましょう!

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asumi
自然と動物が大好きで、日々できる範囲でのやさしい暮らしを心がけているasumiです☺︎
アオイマブログでは『青い地球と今を生きるやさしい暮らし』をテーマに「地球」「動物」「心と身体」にやさしい暮らしと、「3つのやさしいを叶えるプラントベースフード」を中心に発信しています。
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